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2020/09/05 更新

古民家で香り豊かな蕎麦を

15歳で日本料理の世界に入り、京都の懐石料理の店で腕を磨いた堤俊之さん。37年間で培った経験を生かし、蕎麦と一品料理が楽しめる店をオープンさせた。蕎麦は、北海道産や福井県産、長野県産の蕎麦粉を使用した二八蕎麦。粗いものや殻が多いものなど特徴が異なる5種類の配合することで、風味豊かに仕上げる。鹿児島県枕崎市のカツオと北海道日高昆布で取るダシで作るツユは、かえしを使っておらず、そのまま飲めてしまうほど慈悲深い味わいだ。鴨のくんせいやホヤ子のわたあえ(各700円)など、一品料理でも細やかで丁寧な仕事ぶりが光る。山間の静かな古民家で、ゆっくりと楽しみたい。

 米長
(住)廿日市市浅原3063-2
090-4909-7400
(営)11:0015:00OS14:30
(休)水木曜(祝日の場合は営業、翌平日休み)、ほか不定
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