2020/12/11 更新
今もなお世界中を魅了する ユーモアあふれる北斎漫画の世界
江戸時代、一世を風靡した浮世絵師・葛飾北斎は、19歳で絵師となり90歳で亡くなるまで、70年に渡る画業を全うした。『冨嶽三十六景』と並ぶ代表作である『北斎漫画』は、1814年に初編を敢行。絵を学ぶ人のための教科書、図案集として一冊完結のつもりで発刊されたが、予想以上に絶大な人気を誇り、北斎没後の1878年まで全15編にわたり刊行された。人物、建物、山川草木、鳥獣など多くのものが、生き生きとユーモラスに描かれており、独自の視点による構図など、優れた観察力・描写力が高い評価を得た。本展では、世界一の質と量を誇る浦上満氏『北斎漫画』コレクションから200点を厳選。『冨嶽三十六景』とも比較展示しながら、魅力を存分に紹介する。
浦上コレクション 北斎漫画ー驚異の眼・驚異の筆ー
【時】12月10日(木)~2021年1月31日(日)各日9:00~17:00・最終入場16:30(金曜~19:00・最終入場18:30)※12/25(金)~2021/1/1(祝)休館
【所】広島県立美術館
【料】一般1200円、高大生1000円、小中生600円
【℡】082-221-6246