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2020/12/06 更新

受け継がれて96年ご馳走おでんの老舗

大正末期に土橋町で創業し、原爆投下時に店が焼失。昭和28年頃に現在の場所で再出発した。創業時は割烹料理店で、付き出しの代わりにおでんを出していたのが始まり。ダシは昔から変わらず、当時手に入りづらかった鰹節の代わりに、瀬戸内海で獲れるアジやサバなどの小魚を削り節にして用いている。素材によって煮込み時間を変え、火の通りが遅い大根は下茹でを含め、2日間かけて仕込む。宮崎県産和牛や手作りのつみれ、珍しい葉物野菜もあり、その数70種類以上。また、府中味噌をベースにした甘辛い味噌おでんは、梅田酒造「本洲一」を始めとする店主おすすめの地酒と相性抜群だ。〆には煎じた抹茶と一緒に炊き込んだ、香ばしい茶飯のセットを頼みたい。

 

でんがく 茶めし 権兵衛
(住)中区薬研堀1-23 
082-241-0029
(営)17:00~翌2:00(月曜は~23:00
(休)日曜、祝日