「子どもが自分に与えてくれた夢なんです」と微笑む店主の内藤さん（写真右）。初めてパンを焼いた時、幼かった子どもが大喜びで頬張ってくれ、その経験からパン屋になろうと決意したそう。独学で勉強し、自宅でパン教室をしながら週末だけのパン屋をスタート。2019年に『petilab bakery』をオープンさせた。もともと、食を大切にする家庭で育った内藤さんのこだわりは添加物を入れず、子どもからお年寄りまで安心して食べられること。北海道産小麦「春よ恋」、国産のライ麦全粒粉、「しんあい農園」の朝採り卵、「YorozuFarm」の無農薬野菜など、素材選びにも力を入れ、カスタードクリームやカレーなどのフィリングも全て手作りする。低温長時間発酵で素材の旨味を引き出した生地は、15もの種類を用意。それらを組み合わせ、約80種類ほどの品が毎日お目見えする。お客の「美味しい」の言葉で苦労も吹き飛ぶそう。色とりどりの豊富なパンに惹かれ、トレーに山盛り買って帰る人も多い。

 petit lab Bak ery