2021/05/26 更新
ギャラリートラックの試みを通じて 作品鑑賞とは何か改めて考える
トラックの荷台をギャラリーとして展示・走行するプロジェクト「ギャラリートラック」。企画者の黒田大スケは関西と広島を中心に活動する美術家で、本プロジェクトを自身の作品展開の一つとして実践を繰り返す。新型コロナウイルスの影響により美術館等の展覧会が延期・中止となったことをきっかけに、展覧会のシステムや鑑賞とは何かを改めて問い、芸術作品を観る上で重要な「移動」に焦点を当てる。本展では、昨年12月~2月にかけて京都市内で参加した飯川雄大や石黒健一ら8名と、今年4月に広島で参加した後藤靖香、迎英里子の計10名の作家による作品を展示。ギャラリートラックの試みを、ギャラリーという場所を通じて考察する。
≪ギャラリートラック≫の鑑賞・記録をめぐる展覧会
横目にみれば
【時】開催中~6月20日(日)各日10:00~17:00 ※火水曜休館
【所】アートギャラリーミヤウチ(廿日市市宮内字高通4347-2)
【料】一般500円、大学生300円、高校生以下または18歳未満無料
☎0829-30-8511
後藤靖香の展示風景(広島、2021、撮影:橋本健佑)