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2023/03/31 更新

99年、4つの時代を生きた 瀬戸内寂聴の生き様とは

’22年、瀬戸内寂聴生誕100年を記念して公開された、中村裕監督作のドキュメンタリー映画。大正・昭和・平成・令和と4つの時代を生きた瀬戸内寂聴は、駆け落ち、不倫、三角関係など自らの体験を私小説のかたちで発表。世間からバッシングを受けながらも、作家としての不動の地位を確立した。51歳で出家してからは僧侶と作家の2つの顔を持ち、’20年1月まで毎月1回行っていた法話には、全国から人が訪れるなど晩年まで大きな人気を集めた。女性であるということを忘れずに人生を楽しむ彼女の生き様は、不寛容な空気が充満しつつある現代社会で、人間の生命力とは何かを強く感じさせてくれる。「誰も知らない瀬戸内寂聴」の本音や金言の数々が満載の秘蔵映像をお見逃しなく。

ドキュメンタリー映画『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』
【時】4月22日(土)10:30~、14:00~
【所】ウッドワンさくらぴあ(大)
【料】一般1000円、高校生以下500円 ※未就学児入場不可
【チケット】発売中 ウッドワンさくらぴあ事務室
【問】ウッドワンさくらぴあ事務室 ☎0829-20-0111(9:00~21:00、月曜休館※祝日の場合翌平日)